日本下水道事業団は、下水道事業が維持管理の時代を迎え、施設の耐用年数を出来るだけ長くするため、平成19年7月に防食指針を改定しました。
この新指針を施工業者の立場から見ると、改定内容は、
@計画的な調査・診断に基づく腐食環境の特定 
A選定する工法の品質規格の重視 
B建設・補修・耐用年数・維持管理等のライフサイクルコストの観点からの工法選定 
C性能照査型への移行・10年保証
 
となります。

A・Bエポマー工法協会は、保有する塗布型ライニング工法「エポマー認定工法」による施工を「10年保証」に対応させるべく以下を骨子とした施工手順を研修会を通じて会員に指導・徹底を行なっています。

 
   
 
工 程
確 認 事 項
10年保証
確保の基本
適切な工法、材料の採用(接着性と耐酸性)
適切な施工時期(厳冬期、酷暑期を避ける)
適切な工期の確保(施工計画書で確認)
適切なコンクリート躯体の品質(養生、巣穴、凹凸、クラック)
適切なコンクリート躯体劣化部補修(図面でなく実状で)
使用材料の正確な計量、均一混合と可視時間を考慮した作業
防食被覆工のピンホール、塗り斑のない塗装作業
防食被覆工のピンホール、塗り斑を作業中に手直しする
施工計画書
責任分担(発注者、請負者、施工者、施工管理者)の明確化
ライフサイクルコストを考慮した工法選定の確認
新設の場合
:コンクリート養生、躯体品質、背面水有無の確認
既設の場合
:劣化部の補修深さの確認
適切な施工時期(厳冬期、酷暑期を避ける)
適切な工期(夏期43日、冬期71日、新設は各6日間短縮可能)、所定養生後の供用開始
工法選定
■HS濃度と点検・補修等の難易度で決める■
1
点検・補修が容易、且つHS 50ppm以上
又は
点検・補修が難、且つHS 10ppm以上
C種
点検・補修が容易、且つHS 10ppm以上
又は
点検・補修が難、且つHS 10ppm以下
エポマー
工法
1
・積層工法
エポマーGPD D−1工法
・ノンクロス工法
エポマーGP202−D工法
C種
・積層工法
エポマーGPD C−1工法
・ノンクロス工法
エポマーGP202−C工法
専門技術者
常駐が義務
施工管理
適切な作業環境(温度、照明、足場等)の確保
作業場の温度は5℃以上を確保
材料の品質・搬入・保管・使用量を管理
施工管理記録、完成図書等の記録、管理
新設工事
コンクリート躯体の品質確認(凹凸、巣穴、段差、クラック等)
躯体表面の水分を完全に除去後作業を開始
品質に異状がある場合は請負者と協議
劣化部修復断面(深さ、面積)の確認
断面修復工
劣化部に残っている水分を完全に除去(乾燥状態)
1回当たりのモルタル塗り厚を遵守
ドライアウトを避けるために養生シートを掛ける
素地調整工
次工程(防食被覆工)を考慮した作業時間の設定
修復モルタルの水分が8%以下を確認
表面の付着阻害物、脆弱部、巣穴等の処置
主剤、硬化剤の気泡を巻き込まない混合
塗布時の垂れ防止(均一塗膜の確保)
次工程(防食被覆工)の作業開始時間の確認
防食被覆工
作業場温度5℃以上(望ましくは15℃)を確保
塗装面の水分、接着阻害物の除去
主剤、硬化剤の均一混合(缶の底、側面に注意)
塗装斑の防止(区割り塗り、ブラックライト照射)
配管廻り、出隅・入隅部の塗装厚の確保
積層ガラスクロスへの充分な含浸
適切な養生期間の確保(夏期3日、冬期7日)
10年性能
保証書
工事実態に合わせた免責条項
施工銘版の
設置
大きさ:縦10cm、横20cm程度のアクリル板
記載事項
・設計腐食環境(記入例 T 2 )
・工法規格 (記入例 D1種 1,230u)
・被覆材料 (記入例 エポキシ樹脂 xx工法)
・請負者  (記入例 〇〇建設梶j
・施工者  (記入例 〇〇工業梶j
・製造者  (記入例  旭化成ジオテック 梶j
・施工年月日  (記入例 平成20年10月24日)
設置場所:当該施工場所の近傍で維持管理に支障とならない位置

 
  【注意:工事保証書について】
防食工事の保証書発行につきましては
当工法会員のみに限らせていただきます。
 

 

 
 
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